こんにちは☆
ドンヨリとした朝のです。
昼からは雨も降るだとか。。。
憂鬱にさせられますよね、この天気。。。
さて、ここ数日バカみたいに忙しいのですが、昨日読んだニュースの記事についてちと一言。
まず、ケベック州には言語警察(Language Police)と言う部隊がおります。(←コレマジ)
この言語警察がフレンチの使用が義務付けられている場所でちゃんと使用されているかを確認しています。
本当の裁判例ですが、英語の会社名を持つ大きな企業名を相手取って
「それは違法だ名前をフレンチに変えろ」
とこの言語警察と企業とで裁判沙汰になっていました。
例えば、コストコだとかウォールマートだとか大きな企業は通常自社名をトレードマークしていますよね。
結局裁判では、
トレードマークはグローバルな物で、会社の名前を仏語に替える必要は無い
と判決が出たんですが、ケベック政府は対抗してこんな法律を可決したんですよ。
外に出す看板には仏語で何のお店か分かる様な表現を加える
例えば、ウォールマートだけじゃ無くって、スーパーマーケット・ウォールマートみないな?
言語が何で有っても、何のお店か分からんで興味があるなら、実際に入ってみるし、そうじゃなかったら無視するでしょ。普通。
それが自由市場だったりしないかな。
お客の興味を引きたかったら、店の名前を工夫したり広告にお金をかけたりするんじゃ無いかしら。。。
ここまでフレンチ!に固執して何の意味、得があるんだろう。。。
自分の言語、フレンチを大切にって気持ちは十分同情出来るけど。
会社の名前って、その会社の顔みたいな物でアイデンティティーでも有ると思うんだけど、それを否定するとまでは言わずとも、不十分?不適切?みたいに言っている訳でしょ、この法律で。
それもどうかと思うのよね。。。アテシ的には
政治家は、この法律で「ケベック州内どこを走っていてもココがケベックで仏語圏でどの店で何が売られているか分かる」みたいな事を言っているけど、それが果たして本当に良い事なのか、正しい事なのかなぁって思うのはアテシだけかしら。。。
不必要に、仏語とそうでない人や物、企業を区別する結果になる様な気がしないでも無いのよね。。。
それで無くても、仏語を話さない住民はスーパーでもシカトされ、バスの運転手や地下鉄のチケット売り場ではサービス拒否される事だってあります。
緊急病院ですら、往診拒否するくらいに((これは不法です)問題になっているのに。
コレ全部ウチの夫君も経験している事で、そのせいで凄くこの州に対するイメージは悪いんですよ。
アテシがココに住んでいて仕事をしているから仕方無くいる感じですかね。。。
ケベック州の大半が仏語人口なのは事実明白。
でも、同じように古くから居住している英語圏の人口も少ないわけじゃ無いのは無視出来ない事実。
実際に、選挙で英語圏の人口を無視すると負けるくらいですから。
どの言語を筆頭に話そうとも、安全に生活出来る環境を保証するのが政府の役目だと思うんですよ。。。
もし多数決が民主主義の常だとしたら、仕方無いと諦めるしかないのかしらね。。。
あれ、民主主義って表現の自由も守られなければいけないんでは無かったっけ??
あぁ、面倒臭くなった。
仕事していた方が楽だわさ、笑
結局、簡単な解決策は無いのよ。