世知辛いッ!(ビザ編)
ボンジュール☆
とうとう出発の日が間近になって来ました。
最後の最後までお仕事しています。
そして、最後の最後で問題爆発しましたよw。
SIN*1が9で始まる従業員の中に2名も発覚!
先ず、私のチームを怒る前に状況把握から。
1名は、オープンだったので問題なし。
もう1名は、クローズだったのでアウト。
慌てて解雇通知を準備して解雇の手続きへ。本当に大きな失態です。
チームの認識不足は私の教育不足ですので、泣
言い訳になるけど、新しい従業員の身分証明とSINの確認は人事なら常識だろうが!っと叫びはしましたが。。。やはり、これは雇用プロセスに追加してルーチーン化します。自分の常識がみんなの常識では無い事の再確認です。
SINが9で始まる人は、ビザで長期滞在している人たちなんです。学生や、就業ビザなどでカナダに滞在している人なのですが、仕事が全く出来ないか、出来ても制約があって簡単に雇用出来ません。
学生なら週に20時間未満。長期休暇(夏休み)期間はフルタイムも可だとか。
就業ビザの場合は、雇用者が指定されている場合(クローズ)がほとんど。それ以外の会社で仕事をする事は禁止されています。
ただ、例外でOpen Work Permitと言う就業ビザがあるんですが、これを持っているとどこの会社でもビザが有効な期間中であれば仕事が出来ます。(オープンって略して呼ばれます)
この、オープンの就業ビザ。なかなか降りません。可能性が高いのは、ワーホリとか難民移民だとか。その他では、結婚をして永住権の申請をしてから1年過ぎても永住権が降りていない人。この制度が1年くらい前かな?始まったのは。後は、就業ビザを持っている人の配偶者。
片方が、クローズの就業ビザを持っている場合、その配偶者はオープンの就業ビザを貰えるんですよ。
個人で就業ビザを貰うのは本当に難しいですよ。
アメリカでもカナダでも年間で発行する就業ビザは上限が有るので、申請する時期を間違えると先ずアウト。。。
それよりも難しいのはLMIA(就労許可証)が取れるかどうか。。。
タイムリーにも、大好きなブロガーさん(毒の滴りのmさん)がこの件について書かれているのでリブログします。是非読んで下さい
自分もこの従業員と同じ状況にいた事があるだけに、個人的にはすごく心痛いのですが。。。
彼が何をしたいのか、どう言う状況にいるのか、全く知らないし。下手な手助けは、逆に問題となってしまう事もあるし。。。
立場上、個人的には手を出さない方がイイと自分に言い聞かせながらも、必要なら自分から紹介受けたと相談に行きなさいと、移民専門弁護士の電話番号をやっぱり渡してしまいました。
必死に生きようと仕事をしている人たちですよ。
でも重要なところで、結局は何もしてあげられない。
結局は会社人間。無力感を感じます。
移民。
ホットトピックですよね。
どこでも。。。。